感謝の気持ち

心残り:感謝の気持ち

結婚式・披露宴は人生での重要イベントの1つです。私の場合は、長い事お付き合いし、ようやくこぎつけた結婚だったのです。両親は長いお付き合い期間でかなりの心配をしていたと思います。結婚適齢期はあるようで、ないような丁度過渡期だった20年前です。

当時は、結婚が決まり自分自身はルンルン気分で、式場・新居・新婚旅行など忙しい毎日を送っていたのです。私は3人兄弟で、毎年のように結婚があり、私が兄弟最後の結婚だったのです。今、結婚して20年経ち、子供を持ち、子供が成長するにあたって、親の気持ちというのをぐっと感じるようになっています。あの時忙しい中でも、もっと親との時間をたくさん持って過ごせばよかったという事は、ずっと心残りです。

結婚式前夜も、普通に生活して、1人で床についたのです。古いかもしれませんが、よく最後の夜は両親と川の字で寝るということも聞き、実際私の友達の何人かは一緒に寝たと聞いています。

結婚当日は確かに両親も私も忙しくバタバタしていたと思います。準備のため、私は一足先に式場に向かったのですが、いつも通りの「行って来ます」で玄関を出たのです。最後の「お世話になりました」などの言葉も無くです。私は、もちろん両親の事は尊敬していますし、大事な存在なのですが、今思えば子供だったと思います。

結婚式は教会式で、父と腕を組みバージンロードを歩いたのですが、父の心情をあまり汲み取るわけでもなく、結婚式の儀式に臨んでいたと思います。父との関係は、べったりする事は無く、父と娘といった感じです。とても真面目でお堅い父でしたので、あまり私も冗談を言ったりしたことは記憶に無いです。常に尊敬の父といった関係です。披露宴では、最後に花嫁から両親への言葉は敢えて入れなかったのです。披露宴の打ち合わせの際、とにかく明るい披露宴にしたい、最後はしんみり涙・涙にしたくないと思っていたので、当日は花束贈呈で終了にしたのです。確かに明るい披露宴で、失敗も無く、皆さん喜んで頂けましたが、今思えばきちんと感謝の気持ちを伝えればよかったと後悔しています。近くに住む事も決まっていて、いつでも実家に行けるという、全く持って子供の私だった事を後悔しています。両親には、言葉でなくても伝わっているとは思いますが、やはりきちんと言葉で表現すればよかったと思います。やはり、このような心残りは、自分がある程度の年になってから気づくのですね。数年前に父を亡くした後は、よく結婚の頃を思い出します。結婚式で、今までの感謝の気持ちをきちんと言葉で伝えられなかった事は、今でも心残りです。

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