手作りの手紙

印象的なサプライズ:手作りの手紙

その友達は、家が貧しくて、 高校の時から二つ三つのバイトをし、 少し自閉症の弟の面倒を見ながら、 苦労を重ね、大学を奨学金で卒業しました。

卒業後は、まず奨学金を返さなくてはと、 フランチャイルズの店長を二年間、 懸命に働いて完済。

その後、ずっと自分のやりたかったソフト開発の仕事に付き、 そのソフトが海外に認められ、 「やっと食べているようになった」と笑っていました。

そして、3年付き合ってきたオーストラリアの男性と、 結婚することになりました。

私は高校生の時から彼女を見てきました。 苦労を苦労とせず、 私のくだらない小さな悩みを、 いつも真剣に聞いてくれました。

ある日のこと、 仕事でお互いなかなか会えないときに、 彼女からメールではなく手紙がきました。

高校の時は、 メモ交換をしょっちゅうしていたので、 彼女の手紙の字を見て、 少し胸が熱くなりました。

メールではない温かさかあったのです。

その事をふと思い出して、 高校の共通の友人と、 彼女を通じて知り合った大学の友人に協力してもらい、 彼女の結婚式に、 「こんなサプライズを提案したい」と言いました。

友人や知人はオッケーをしてくれて、 彼女の高校時代・大学時代のバイト先の方や、 フランチャイルズで店長をしていた時の仲間の方、 そして今の職場の方に連絡を取り、 彼女へのサプライズの話をして、 ほとんどの方に協力してもらえる事になりました。

そして結婚式当日。 彼女はとても綺麗で、 自閉症の弟さんも、綺麗な服を着て、 お姉さんである彼女をじっと見ていました。 いつもはよく大声を出すのですが、 その日はじっと黙っていました。

誓いの言葉、歌、そして誓いのキス、 結婚式は終わり、彼女に大きな花束と一緒に、 私はキャンディリボンを一つ一つビニールに入れてつけた、 100通ほどの小さな手紙を彼女に渡しました。

「これはあなたへのみんなからの手紙なの。  みんながあなたを祝福しているよ」

彼女はビックリして泣いてしまいました。

手紙の中には新郎の方からと、 そして自閉症の弟さんからの手紙も、 お母さんの協力で書いて頂きました。

あなたはとても愛されてるよ、と伝えたかったのです。

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